皆さまは一山と呼ばれるブリッジのデザインをご存知でしょうか?

通常左右についている鼻パッドがなく、後ろに張り出したブリッジを鼻に乗せるようにしてかける眼鏡デザインを一山と言います。

 

 

現代では鼻パッドが左右についたものが一般的ですが、元々は一山のようなデザインしかありませんでした。

メタルフレームだとまだブランドは多少ありますが、セルフレームではほとんど見ることがありません。

 

今回はその”一山のセルフレーム”にチャレンジしていきます!

実際のめがねはこちら。

 

 

 

一山の特製を活かして、ブリッジ幅を広く、レンズを小さくして個性的なサイズバランスに仕上げています。

玉型の正円ではなく、ややいびつな形にして、顔なじみをよくしたのもポイントです。

また今回、一山の形状をリアルな鼻の形に合わせて造形することにもチャレンジしました。

 

 

市販の一山の眼鏡は、誰でもかけられるように接地面が丸い形が一般的です。

量産されるものなので仕方がないことではありますが、鼻あたりが局所的に出てかけ心地に影響が出やすいです。

そのかけ心地を改善する意図もあって挑戦してみました。

市販の眼鏡で、鼻パッドのサイズ展開があるものはほとんどありません。

調節可能なクリングスパッドだと衝撃で歪んでしまうこともあるので、一山をリアルな鼻型から作ることは、眼鏡のデザインにおいて非常に画期的でビスポークならではだと思います。

 

 

今回はブリッジは幅広のため、反りやねじれの影響を受けやすくなります。

なのでやや肉厚にすることで、デザインのバランスをとりました。

一山のパーツは、ブリッジにピタッとはまるように、両方とも同じ肉厚でややアールした形状で作成していきます。

フロントと一山のパーツは、それぞれ削り出して整形したのち、溶剤を使って接着しています。その際一山はべっこう、フロントはクリアと生地色が違うので接着の際に気泡が入らないように気をつけました。

 

 

一山の部分をあえて違う色の生地を選んで、より強調したデザインになりました。

実験的にやってみましたが、配色のバランスも含め面白みのあるデザインに仕上がったと思います。

極小のレンズサイズに鼻幅が広め。市場ではなかなか見られないサイズバランスです。

馴染みのないデザインだとは思いますが、目の位置に合わせたジャストサイズにすることによって、思ったほどの違和感は出ない眼鏡です。

只者ではない雰囲気を出したい方はぜひどうぞ!

 

 

 

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