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2023.04.25
サンプラチナメタル(SPM)の眼鏡
皆さまこんにちはこんばんは、めがね舎ストライクの比嘉と申します。
ストライクのブログに来ていただき、ありがとうございます。
是非最後までお付き合いください。
突然ですがサンプラチナという素材をご存知でしょうか?
現在金属の眼鏡はチタンの眼鏡が主流ですが、一昔前に使われていた素材でアレルギーが出難い性質、加工性の良さ素材の強度等の理由で高級品として扱われてきた素材です。
※現在でもサンプラチナの眼鏡の販売はされています、金子眼鏡さんが良く販売されています。
以下wikipedia先生の説明です。
1930年に加藤信太郎により開発されたニッケル85%、クロム11%、銀3%、その他1%を含む白金色合金であり、身体との親和性に優れ、耐食性にも優れ、長時間大気中に放置してもほとんど変色せず、研磨後の表面は軟らかい白金色に似た光沢を呈する事より、眼鏡材料、歯科材料(一般的に「サンプラ」と略されることが多い)、装身具・時計バンド、整形外科用等として、幅広く使用されてきた。特に、サンプラチナの丸い眼鏡フレームは、昭和天皇も愛用し、一般にも普及した。
兎に角、ロマン漂う素材なわけです。
ストライクではアセテート素材(プラスティックの素材)を神戸で作成しているが、このサンプラチナは福井県鯖江市で製造しています。
ストライクの立ち上げの時まだメタルの眼鏡の提供はできなかったのですが、
兎に角メタルもやりたいと考えていましたが、メタルの加工にはそれ相応の機械が必要になる事と、追加の投資と製造するスタッフの修練を考えるとすぐにはできない、というジレンマを持っておりうだうだしていました。
そんな中、熱量をもって福井県鯖江の職人さんに何度も会いに行き、その方からご教授いただく&加工ができるようになるまでは製造していただく了承をいただいてサンプラチナの眼鏡はスタートしました。
その方はお父さんの代から、サンプラチナの眼鏡を作っている2代目の方で、
この道50年の大ベテランであり、現在手曲げで作る数少ない希少な職人さんです。
その上やわらかい人柄でいつも優しい笑顔で迎えてくださり、いつもいつも癒していただけるありがたい方です。
現在は仕事が増えすぎてもしんどくなるので、あまり新規の依頼は受けないとおっしゃっていましたが、何度も何度もお話をさせていただき、僕らの夢をかなえましょうと、依頼を受けていただける事になり、ストライクの職人が現在は職人さんの指導の下修練を重ねております。
とまぁ、あーだこーだと長くなりそうなので、実物の写真を、これです!!
綺麗なメタルの色ですね。
ビスポークの眼鏡店がやるからには、お顔に合わせれないと意味が無いし、趣味趣向でデザインのポイントを変えれる必要があるので サンプルを5型(ラウンド、ボストン、クラウンパント、オクタゴン、ウェリントン)用意しています。
更にレンズサイズ違いを3種類、ブリッジ型を3種類(一山、マンレイ山、トップブリッジ)、テンプル型を3種類(縄手、メタル手、先セル) を用意しています。
一部デザインを紹介します。
◉玉型(レンズの形)
ラウンド型
ボストン型
クラウンパント型
オクタゴン型
◉ブリッジ
一山
マンレイ山
トップブリッジ
◉テンプル
縄手
こんな感じです。
ブリッジで印象もずいぶん変わりますし
テンプルをお好みで変えていく事もできます。
ビスポークでオーダーする際に大切な事
サイズを合わせると顔に似合うを提案できます。
是非ストライクの各店舗で実物をみていただければ嬉しいです。
扱い店舗紹介
・神戸店(神戸北野)
・京都BASEMAN(四条河原町藤井大丸内)
・福岡BASEMAN(福岡赤坂路面)
・ストライクCAMP錢屋めがね(大阪上本町錢屋ギャラリー内)
以上5店舗で確認していただけます。
長文読んでいただき感謝です。
めがね舎ストライク 比嘉