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2025.08.06

紅茶の香りとブランデーが奏でる、大人の一杯。「紅茶のフレンチハイボール」|BARストライク

 

紅茶の香りが広がる、大人のための一杯──『紅茶のフレンチハイボール』



神戸・三ノ宮の裏路地にひっそりと佇む『BARストライク』。

美しいグラスと落ち着いた照明に包まれるこの空間では、スタンダードな一杯から趣向を凝らしたオリジナルカクテルまで、幅広いメニューを提供しています。

今回ご紹介するのは、お店で人気を集めるドリンク、「紅茶のフレンチハイボール」です。

 

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フレンチハイボールとは──“ウイスキーではなくブランデー”の選択



まずは「フレンチハイボール」という言葉に馴染みがない方のために、その基礎からご説明しましょう。

一般的なハイボールがウイスキーをベースに作られるのに対し、フレンチハイボールとはブランデーをソーダで割ったカクテルのことを指します。


ブランデーは、ブドウを原料とした蒸留酒であり、ウイスキーとは異なる華やかでフルーティーな香りが特徴です。

ウイスキー特有のスモーキーさが苦手という方も多い中、ブランデーはまろやかで角のない味わいを持ち、口当たりもやさしく、飲みやすさの面でも定評があります。

そのため、アルコール初心者の方や、強いお酒が苦手な方にも広く受け入れられているのです。


『BARストライク』では、このフレンチハイボールにさらに一工夫を加え、より香り高く、洗練された一杯へと昇華させています。それが「紅茶のフレンチハイボール」です。

 

 

 

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紅茶の香りをまとうブランデー──優雅さと奥行きの融合



「紅茶のフレンチハイボール」は、ブランデーに紅茶の茶葉の香りを移すことで完成します。

具体的には、紅茶の茶葉をブランデーに漬け込み、その香りをしっかりと抽出。

そうして作られた、紅茶の香りをまとったブランデーをソーダで割ることで、華やかでありながら落ち着きのある一杯に仕上がります。


茶葉には、フランスの老舗フレーバードティーブランド「マリアージュ フレール」の代表作であるマルコ ポーロを使用。

(「マリアージュ フレール」の公式サイトは→コチラ)

この紅茶は、バニラやフルーツ、そしてフローラルなニュアンスを複雑に含む芳醇な香りが魅力で、紅茶通の間でも特別な存在として知られています。

特に女性からの支持が高く、香水のような華やかさと、お茶ならではの柔らかさを併せ持った極上のフレーバーです。


ブランデーの豊潤な味わいに、メープルシロップで甘みをプラスし、微炭酸で仕上げることでマルコポーロの甘く華やかな香りがより心地良く広がります。

ただのハイボールでは得られない、**洗練された“体験”**がそこにあります。

 

※店舗写真(奥が眼鏡の工房になっております。)

 

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使用するブランデーのこだわり



この一杯に使用されるブランデーは、フランスを代表する老舗ブランド「ヘネシー(Hennessy)」のVO(Very Old)ランク。

ジューシーで軽やかな味わいが特長で、ソーダとの相性も非常に良く、香りを引き立てる土台として最適です。


高級ブランデーではありますが、大量の茶葉を抽出して使っているわけではなく、バランス良く香りを移しているため、価格帯も非常に良心的。

一杯1,200円という価格設定は、むしろ驚くほどのコストパフォーマンスといえるでしょう。





男性にも、女性にも──“大人のたしなみ”としての紅茶ハイボール



「紅茶」と聞くと、甘さや軽やかさを想像される方も多いかもしれません。

しかし、『紅茶のフレンチハイボール』は決して甘ったるくはありません。

あくまでも香りが主役であり、ベースのブランデーが持つ深みと骨格を損なうことなく、上品に香りだけを添えるように設計されています。


そのため、香りを楽しみたい大人の女性はもちろん、ブランデーや紅茶に造詣の深い50代の男性客からも高い評価を受けているそうです。

休日の夜に、あるいは一日の終わりに静かにグラスを傾けたくなるような――そんな特別な一杯です。

 

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最後に



『BARストライク』は、カクテルの味わいだけでなく、**“香りの設計”**にもこだわりを持つお店です。

その哲学が詰まった「紅茶のフレンチハイボール」は、まさにその象徴的な一杯。

大人のための、静かで華やかな時間を味わいたい方にこそおすすめしたいドリンクです。


ぜひ一度、その香りと味わいを、五感で確かめてみてはいかがでしょうか。

 

BAR ストライク 小川