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2025.06.18

「HIGATORO、始動。五年着た一着から生まれた“透けるジャケット”」

五年間、着続けた一着がありました。

蒸し暑い夏も、強い日差しの日も。
それでも着たいと思えた理由は、軽さ、涼しさ、そして肌になじむ質感。
素材は「絽」――本来は夏の着物に使われる繊細な織物です。

 

その一着から生まれたブランドが、「HIGATORO(ヒガトロ)」です。

今週末、その最初の一着を、特別なイベント「ReKYU(リキュウ)」にて発表・販売いたします。

 

 



HIGATOROとは:五年着た服からはじまるものづくり

私たちは、「伝統 × 現代 = 新たな美学」をテーマに、
絽という日本の夏に適した素材をジャケットとして再構築しました。

通気性、軽さ、涼しさ――
実際に五年間、自分で着てきたからこそ確信できたその快適さ。


縫製や仕様も、過剰な装飾を排し、素材がもつ“余白の美”を活かすよう設計。
ジャケットでありながら、まるで風をまとうような感覚。
それがこの服の魅力です。

 

 

(↑写真絽の生地)

 


初お披露目は「ReKYU」──伝統と革新が交わる場所で

このHIGATOROの初展示・販売は、兵庫・神戸で開催される「ReKYU(リキュウ)」というイベントです。

「ReKYU」は、千利休が見出した“余白の美”や“日本人の美意識”を、
現代の感性・技術と交差させて再解釈する場。
HIGATOROのプロダクトもまた、「かつての知恵を、今の輪郭に落とし込む」試みとして、このコンセプトと強く共鳴しています。

 

当日は各社のワークショップも楽しそうです

・生花のワークショップ・お香作り・お茶

などさまざまなワークショップが開催されます。

 

 

ストライクからは

横山が手がけるブランド「UZUNE(ウズネ)」もこの場に登場。 調香のワークショップの実施とお香立の販売をいたします。強く、美しい一点物たちにお会いいただけたら幸いです。

 

そして、イベント当日はBARストライクも特別出張。 ReKYUのためだけに用意した限定メニューをご用意しております。

 

 


展示は一着のみ──あえて“語らない”という選択

当日は、HIGATOROのジャケットを一着のみ展示します。
展示にあたり、ブランドロゴも、商品説明も最小限。
ただ、その生地感、透け感、そして風を含むシルエットを感じていただきたいと思っています。

語りすぎず、見た人の中に「何か」が残る。


 


最初の一着に、ぜひ触れてください。

HIGATOROのジャケットは、単なる新製品ではありません。
五年間という時間を通して見つけた、「本当に着たいと思える服」。
その実感が形になったものです。

ReKYUという場で、直接見ていただけることを楽しみにしています。
ぜひお立ち寄りください。

 

 

めがね舎ストライク代表 比嘉