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2026.07.13
丸山茂樹LIVE【音×酒×珈琲】 -イベント後記-
こんにちは。
喫茶ストライク-夜の部- 店主の満田です。
先日、喫茶ストライク-夜の部-にて丸山茂樹LIVE【音×酒×珈琲】を開催いたしました。
当日は生憎のお天気でしたが、満員御礼で大盛況のうちに幕を閉じることができました。
お越しいただきました皆まさには、この場をお借りして御礼申しあげます。
今回のブログは、イベントの全貌をまとめた内容となっています。
丸山さんの楽曲を聴きながら読み進めていただきたいので、イヤホンの着用をおススメします。
~【音×酒×珈琲】の全貌~
丸山茂樹さんが2011年から開催している地域の魅力を伝える音楽×日本酒プロジェクト。
日本が世界に誇る素晴らしい地域・風景・文化。
地域固有の風景を【音】と【酒】に落とし込み、イメージとして伝えていく試みです。
今回は、喫茶ストライクで【珈琲】も掛け合わせ、実験的なイベントを企画しました。
丸山茂樹さんの楽曲に合わせ、喫茶ストライク店主が考案した日本酒を使用したカクテルをご提供。
日本酒とコーヒー、紅茶などを掛け合わせ、丸山茂樹さんの楽曲の世界観を「味覚」としても楽しめる、新しい形のライブイベント。
当日にご提供した3種類のカクテルと楽曲をご紹介します。

【酒】
山法師 純米吟醸 出羽燦々
出羽燦々50%精白は大吟醸並みに磨き、山法師の「純粋発酵」で透明感のある味わいと果実を思わせる上品な香りをそのままに、約1年間低温熟成させ、穏やかな吟醸香・淡麗で柔らかなやや甘みを伴った味わい。
【音】
山法師
山形県東根市の六歌仙のお酒から生まれた楽曲「山法師」
1972年、山形県の北村山地区の五つの酒蔵が集まり創業、1992年に株式会社六歌仙という現在の社名に。「純粋発酵」をテーマとし、山形の風土を醸すことにこだわり、原料米の98%は山形県産米を使用している。「和醸良酒」を掲げ、感性なくして酒は醸せずを念頭に良質にこだわり続ける。
熟した果実の様な柔らかい吟醸香、一夏越えた事で引き出た角のとれた円みのある口当たりにボリューム感のある豊かな米の旨味。
「山法師 純米吟醸」を飲みながらお聴きください。
【カクテル】
紅華燦々-べにいろさんさん-
山法師は酒米の出羽燦々から作られた純米吟醸で、私はスッキリとした輪郭に米の旨味と甘味、お花のようなフローラルな余韻を感じました。
丸山さんの楽曲からは、春の透き通るような風と力強く根を張る樹々の情景が浮かんできました。
私は、山法師のフローラルな余韻と春の透き通るような風から着想を得て、山形名産のさくらんぼのような味わいのカクテルに仕上げました。
山形の燦々と輝く新緑と小川が煌めく春の訪れをイメージしたこのカクテルは、「紅華燦々-べにいろさんさん-」と名付けました。
山法師に乾燥のローズダマスク(バラの蕾)を漬け込み、新鮮なローズの香りだけを抽出。
クランベリージュースと少量の桜シロップを合わせ、仕上げにスプーン1杯の和製ベルモットのAKA-ONI ROSSOを垂らし入れます。
AKA-ONI ROSSOは味醂と焼酎をベースにハーブ、スパイスを漬け込んだ薬草酒です。
最初のうちは山法師の繊細な米の旨味とさくらんぼのような甘酸っぱさ、フローラルな余韻が楽しめ、
飲み進めるごとにグラスの底に溜まったAKA-ONI ROSSOの風味が混じりだし、バラと桜の風味がより一層引き立ちます。


【酒】
谷川岳 超辛純米
きりっとした辛口の中に米の旨みが広がり、柔らかな仕込水の優しい甘さが引き立ちます。
純米酒の限界まで辛口を追及し、こだわりの製法で醸し上げた1本です。
【音】
かわば
丸山さんは谷川岳 超辛純米が造られた群馬県川場村の永井酒造を訪れ、美しい里山の風景を表現した楽曲を制作。
川場村を全身で感じ、生み出された「かわば」。
夏の川場村の風景を表現した音楽を、永井酒造の日本酒と共にお楽しみください。
【カクテル】
谷川酒コーヒー(タニガワッシュコーヒー)
谷川岳 超辛純米と丸山さんの「かわば」
これらに合わせるのは、コロンビア産のコーヒーを使用します。
オンブリゴン(ombligon)というかなり新しい品種のコーヒーで、今回特別に仕入れました。
アプリコットや黒糖、レーズンのような風味が特徴で、ジューシーな味わいが特徴です。
谷川岳 超辛純米のキリッとした輪郭と芳醇な米の旨みとコーヒーが見事に調和し、日本百名山の名峰=谷川岳の雄大な大自然を表現した1杯です。
コーヒーカクテルの大定番=アイリッシュコーヒーを模したこのカクテルは「谷川酒コーヒー(タニガワッシュコーヒー)」と名付けました。
本来、アイリッシュコーヒーはホットカクテルですが、谷川岳 超辛純米が最も輝く冷酒の温度帯でご用意。
夏の川場村の風景を表現した「かわば」がより一層カクテルを彩ります。


【酒】
奥 純米吟醸原酒 夢山水十割
奥三河で契約栽培した高品質の酒米「夢山水」を100%使用し、人の手による麹造りと蔵独自のきめ細かなもろみ管理を行う事でこのお酒が誕生しました。
アルコール度数18度以上という今までに体験したことの無い”とろみ”のある香りの良い純米吟醸酒です。
【音】
奥
丸山さんが「奥」をはじめて飲んだ時に浮かんだリズムとメロディ、
そして「尊皇蔵元」の蔵がある愛知県西尾市幡豆へ訪れた時に感じた風土から生まれた楽曲が完成。お酒を味わいながら聴く音楽。
音楽が器のような役割になり、お酒の味をより深く感じて欲しい。
1903年創業。愛知県西尾市の幡豆地区に位置する酒蔵、山崎合資会社『尊皇蔵元』。
このお酒は、特約店にて販売する限定流通商品「奥」シリーズの一つ。“華やかな香りがあり、しかも出来るだけ濃いお酒を造りたい“という悲願を、長年の研究の末、奥三河で契約栽培した酒米「夢山水」を100%使用し、人の手による麹造りと独自のきめ細かなもろみ管理を行う事で実現。
アルコール度数18度以上という”とろみ”のある香りの良い純米吟醸酒。
「夢山水十割 奥 火入 純米吟醸原酒」を飲みながらお聴きください。
【カクテル】
奥と百ONE(October One)
奥は一口目から驚くほど綺麗で、ふくよかな米の甘味と繊細な桃のような果実感、とろりとした舌触りが心地良い印象でした。
丸山さんの楽曲からは、酒蔵のある西尾市幡豆の美しい海の情景が目に浮かぶと同時に、繊細でクリアな音使いが奥のテイストとリンクしているように感じました。
私は、奥の繊細な風味を損なわないことを第一に、桃の風味にフォーカスを当てたカクテルに仕上げました。
山梨県のフルーツワイン=クラノオト桃をベースに、エチオピア産のフルーティなコーヒーと愛知県碧南市の味醂粕ペーストを合わせて、フローズンスタイルに。仕上げに奥をかけて完成です。
カクテル名は、奥と百ONE(October One)と名付けました。
シンプルに10月1日という意味です。
実は、日本酒の日、眼鏡の日、コーヒーの日、全て10月1日なのです。
奥=日本酒から取り
百=「もも」と読むこともでき、「たくさんの、多くの」という意味から「百=オーバー」と読ませました。
ONE=奥と桃が一つに成る。
味醂粕が米と桃の酸味と合わさると乳酸菌飲料のような風味にも感じられ、コーヒーがそれぞれの素材をまとめ上げ奥深い味わいにしてくれます。
奥の持つ繊細で豊かな風味を存分に感じながら、食べ進めるにつれて桃のフローズンが混じり合い、タイミングによっての変化が楽しいカクテルです。

最後に。
今回制作したカクテルは、演奏直前に丸山さんにも飲んでいただき、カクテルの味わいからインスピレーションを受け、カクテルに合わせたアレンジを加えて演奏していただきました。
丸山さんの楽曲と日本酒、そして日本酒カクテル。
三つ巴のチャレンジングなイベントでしたが、丸山さんの素晴らしい楽曲とスキルが全てをまとめ上げ、
相互作用によってグルーヴが生まれ、文字通り「五感で愉しむ」そんなイベントとなり拍手喝采のうちに終演となりました。
ライブ終了後には、日本酒を囲った宴を開催。
丸山さんが特別に仕入れた入手困難な日本酒を3種類ご持参いただきました。
皆さんも日本酒談義に花を咲かせ、気づけば日付が変わる頃まで宴は続いていました。
丸山茂樹LIVE【音×酒×珈琲】の全貌をお読みいただき、ありがとうございました。