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2023.04.22

guépard(ギュパール)のデザイン紹介(アバンギャルド編) めがね舎ストライクBASEMAN福岡店 (gp-04,gp-08,gp-14の紹介)

 

「Avant-garde」アバンギャルドという言葉。


もともとは『前線』を意味するフランス軍隊用語
芸術上の『前衛』を意味するようになったのは19世紀前半頃とされています。
現在『アバンギャルド』という言葉はファッションに対して使用することが多い言葉です。

1940年代~50年代当時の眼鏡デザインには、未知の表現を切り開こうとする芸術上の実験や冒険をしようとする姿勢を感じます。
そんな中で更に時代の先端に立つ革新的意志を持ったデザインが数多く存在しておりました。


そのようなデザインの眼鏡を称してアバンギャルドと表現しています。


今回はそんなアバンギャルドなギュパールの眼鏡たちを紹介いたします。



gp-04

 


gp-04はフレンチヴィンテージ特有の角張ったカッティングを再現したモデル、パッと見は独特で個性的な形に見えますが、フレームラインが比較的細い為掛けると馴染みが良くみえます。

フロント上部が柔らかい印象に対し、下部外側にかけて直線的なカットが入る事で引き締め効果もあり、更にフレームラインが頬骨より内側に入る印象が少ない為、極端に顔が大きく感じる事無く掛けて頂けます。

 

 

 

一見普通に見せてこだわりを感じるデザイン、現在でも新鮮に感じるデザインであり、普通の形に飽きた人や人と違う印象の眼鏡をかけたい方にお勧めのモデルです。




gp-08

 


OCTAGON(オクタゴン)
1920年代、『狂騒の20年』『黄金の20年』『ジャズ・エイジ』など様々な呼ばれかたをしたこの時代に、オクタゴンというデザインはすでに存在していました。
その背景にはシンプルで直線的で記号的な表現が特徴の装飾美術、近代工業の象徴というべきアール・デコが関係しています。


20年代は、景気の良い時代の中、ファッションを楽しむ人が一気に増えた頃で、保守的で無難な人はラウンドを好んだのに対して禁酒法の中勢力を増したギャングや、リベラル(自由主義的)な人間が好き好んで掛けていたのがオクタゴンです。※あくまでアメリカの話です。


オクタゴンは八角形を意味しております、八角形というとクセがありそうなイメージですが掛けると意外と馴染みやすいんです。
ヴィンテージの眼鏡でもメタルのオクタゴンは多く見かけますが、セルは非常に珍しく貴重です。

 

 

 


gp-08はスクエア型よりも円形に近いフォルムになりますが、角もはっきりしているので顔型もあまり選ばないデザインで意外とかけやすいです。


顔の輪郭線に曲線が多い柔らかい印象の方だと、エッジの効いた角によりシャープさが加わる事でスッキリとした印象を作ります、対して骨格がハッキリしているエラの張りが気になる方には、円形に近くドロップ感がある形状により柔らかい印象を与えます。

エッジ感のあるキーホールブリッジからリム最下部までのラインには、全てを完全な直線で構成しない事による味わい深さを感じさせます。

一見変わったデザインではありますが、意外とかけやすいデザインの08番、是非店頭で試して欲しいモデルです。



gp-14 

 


一見して個性的なフレームで、見る者の目を惹く異質な雰囲気を持っています。

正面から見たフレームの厚み(リム厚)が肉厚で立体感があり、エッジが効いているのでしっかりとフレームラインが見えて存在感を楽しめます。


また、ブリッジ部分に立たせてある山も、ヴィンテージの再現を忠実に行った作り込んだ度合いが伺えますね。


繊細なテレビジョンカットはレンズの周囲を斜めにカットすることでフレームに奥行きある立体感を表現。

 

 


フロント・レンズシェイプともに少し釣り上がってシャープな印象。
リム下部外側にもカットが入り引き締まります。
一方、レンズの縦の高さがあるので柔らかく優しい絶妙なバランスにより性別問わず使いやすいデザインです。
リムが厚く、存在感のあるフレームをお探しの方にお勧めのフレームになります。



いかがでしたでしょうか?

今回はguépardの中でも特徴的なデザインである、3モデルを紹介いたしました。


個性的ですが掛けると馴染むデザイン! 個性が引き立つアバンギャルドを試してみてください、きっとお客様に寄り添う眼鏡になってくれると思います。


ストライクでは福岡、京都にてバリエーションの全てを取り扱っております。是非各店舗にて今回のモデルも含めて、ご覧いただければ幸いです。


最後まで読んでいただきありがとうございます。



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大西